使うのは、27枚撮りフィルム1本。やり直しのきかない撮影だからこそ、そこには一度きりの時間が映される。 注目の若手写真家・圓井誓太と気鋭の俳優が、27枚撮りの写ルンです1本をノーカットで撮り下ろす写真連載「One Roll Time Machine」。 第4回に登場するのは、映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』、『終点のあの子』などで主演を務め、10月28日には2nd写真集『My Tale』(文藝春秋)を発売する俳優・當真あみ。 8月のとある夏の日、緑豊かな等々力(とどろき)渓谷を歩いた。
一度は来てみたかった場所
「ずっと来てみたかった場所なんです。数年前までは入れなかったので、いつかここを散歩したいと思っていました」 時折、川面をのぞき込み、蝉の鳴く音に耳を傾ける。俳優・當真あみは木々の間を吹き抜ける涼しい風を全身で浴びながら、等々力渓谷の道を歩いた。 彼女はもうすぐ20歳の誕生日を迎える。 「子供のころに思い描いていた“大人”のイメージとは全然違います。まだ今までの自分…
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